言葉の意味や使い方と例文

【1分でわかる】早速のご返信の意味やビジネスメールでの使い方と例文!敬語表現も

社会人になると、日常的にメールで仕事のやり取りをする機会がありますよね。

毎日、大量のメールを処理していると、ついつい返信が遅れてしまう、なんていうことも多いのではないでしょうか?

そんな中で早く返事をくれた人には、きちんとお礼を言いたいものですが、

「すぐに返信してくれてありがとうございます!」

というのはビジネス的にどう言えばいいのでしょうか?

その疑問は、これからご紹介する

「すぐに手紙やメールに返事を送る」という意味の「早速のご返信」

という言葉を使えば解決できますよ。

今回は、この「早速のご返信」という言葉について、意味や使い方を確認するとともに、「早速のご返信ありがとうございます」といった敬語表現や、例文もご紹介していきます。

ぜひ最後まで読んで、メールや文書で相手への感謝を表すことができるこの言葉を覚えてくださいね。

「早速のご返信」の読み方は「さっそくのごへんしん」、意味は「すぐに手紙やメールに返事を送る」

早速のご返信 読み方 意味

「早速のご返信」(読み:さっそくのごへんしん)の意味は、

「すぐに手紙やメールに返事を送る」

です。

「早速」、「返信」という言葉の意味をそれぞれ辞書で見てみると、次のように書かれています。

【早速】

すみやかなこと。すぐ行うこと。また、そのさま。

「早速の御返事ありがとう」「早速だが、仕事の話にしよう」
(小学館 デジタル大辞泉)

【返信】

返事の手紙や電子メールを送ること。また、その手紙やメール。返書。

「友人からのメールに返信する」⇔往信。
(小学館 デジタル大辞泉)

そのため、

「早速のご返信」とは「すぐに手紙やメールに返事を送ること」

となるわけです。

「早速のご返信」の敬語表現は「早速のご返信ありがとうございます」「早速のご返信恐れ入ります」など

早速のご返信 敬語表現

「早速のご返信」の敬語表現は、

・早速のご返信ありがとうございます

・早速のご返信恐れ入ります

・早速のご返信誠にありがとうございます

・早速のご返信大変ありがとうございます

・早速のご返信に感謝いたします

といったように、「早速のご返信」の後に感謝の表す敬語を続けるようにします。

ちなみに、「ご返信」の「ご」(漢字で書くと「御」)は、他人の行為について尊敬を表す言葉なので、

「早速のご返信」という言葉は目上の人に対して、または改まった場で使われる

ということも覚えておいてくださいね。

ちなみに、言い換え表現として、次のようなものが使えます。

・早速ご返信いただきありがとうございます

・早々(そうそう)にご返信いただきありがとうございます

・早々(はやばや)とご返信いただきありがとうございます

また、「ありがとうございます」の部分は「誠に」や「大変」を付け足したり、「恐れ入ります」や「感謝いたします」に変えたりといったアレンジもできますよ。

「早速のご返信」の使い方まとめ!敬語表現やビジネスメールの場合も

早速のご返信 使い方

「早速のご返信」の基本的な使い方と敬語表現!「早速のご返信ありがとうございます」は目上の人や上司に対して使おう!

まずは、「早速のご返信」の基本的な使い方として、次の形をおさえておきましょう。

・基本形は「早速のご返信ありがとうございます」

・他には「早速のご返信」+「感謝を表す敬語表現(例:感謝いたします、恐れ入ります など)の形で使う

・目上の人や上司、あまり親しくない人(お客様や取引先の人)などに宛てたメールや文書で使う

先ほど、敬語表現について説明したときの復習になりますが、

「ご返信」の「ご」(漢字で書くと「御」)は、他人の行為について尊敬を表す言葉なので、

「早速のご返信」という言葉は目上の人に対して、または改まった場で使われる

ということでしたね。

そのため、

「早速のご返信ありがとうございます」

ひとまとめで覚えて使うようにすると便利ですよ。

また、「ありがとうございます」は感謝を表す敬語表現であれば、置き換えて使うことができます。

文章の中で同じ言葉が何度も続いてしまうというような時には、表現を変えて使ってみてください。

「早速のご返信」のお礼するときの使い方!ビジネスメールやビジネス文書の場合も

ビジネスメールやビジネス文書での「早速のご返信」の使い方は、

・相手からの返信(メールや手紙で、返事を必要としていたもの)に対するお礼として使う

・本題に入る前の挨拶文に「早速のご返信ありがとうございました」と入れる

ということがポイントです。

この時、

・メール→「簡単な挨拶」の後に「早速のご返信ありがとうございました。」+本題

・手紙や文書→「時候の挨拶」をきちんと書いてから「早速のご返信ありがとうございました」+本題

というメールや手紙のルールも忘れないようにしてくださいね。

「早速のご返信」の就活での使い方!「返信に対するお礼として使う」、「件名には入れない」がポイント!

「早速のご返信」は、就活で企業とメールのやり取りをする際にも役に立ちます。

就活での「早速のご返信」の使い方は、

・相手からの返信に対するお礼として使う

・自分の名前と挨拶文の後に入れる

です。

例えば、

「○○大学〇〇学部 (氏名)です。

この度は早速のご返信誠にありがとうございます。

それでは~」

といったように、用件に入る前に「早速のご返信ありがとうございました」という一文を挟むようにしましょう。

ここで注意したいことが、

返信のお礼だからといって、メールの件名に「早速のご返信ありがとうございました」と入れるのは避ける

です。

企業の担当者は、同時に何人もの就活生を担当していることがほとんどです。

そのため、メールの件名を見て優先順位をつけてから返信をするという人もいますし、メールソフトの同じ件名のメールをまとめて管理する機能を活用している人もいます。

そこで件名を変えてしまうと、相手は誰と、どのようなやり取りをしていたのか、過去のメールを探して読み返すという作業が増えてしまうわけです。

そのため、就活に限らず、ビジネスメールにおいては

・一つの話題が終わるまでは件名を変えずにやり取りする

・件名だけで用件が分かるようにする

ことが鉄則です。

ですので、

・「早速のご返信ありがとうございました」は挨拶文として使う

・タイトルに「早速のご返信ありがとうございました」は使わない
(「Re: 相手から送られてきた件名」が無難です)

ということを覚えておいてくださいね。

ビジネスメールの書き方に困ったときの対処法とは?

さて、就活を始めたときには、「ビジネスメール」というものに戸惑ったという方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず、ビジネスメールはプライベートのやり取りとは違い、いくつもの「決まりごと」に従って書かなければいけないので、慣れるまでに少々時間がかかるからです。

しかし、実は「社会人になってもビジネスメールについて悩んでいる」という方は多いんです。

・「何が言いたいのかわからない」と言われてしまった…

・そんなつもりはなかったのに、「失礼だ」と相手に怒られてしまった…

・相手に連絡が伝わらなかった…

このような悩みを抱えている、「仕事のメールはちょっと苦手」という方におすすめしたいのが

『イラッとされないビジネスメール 正解 不正解』

という本です。

この本のテーマは、

・ビジネスメールメールで相手に不快感を与えるポイントとはどこにあるのか

・それを解決するためには、どのようなメールを書けばいいのか

です。

そのために、

・ビジネスメールの基本型、書き方と送り方のルールを確認する

・例文による「ここがNG」「こうすればOK」という解説

・場面別の文例集

という構成になっています。

そのため、単なる文例集ではなく「基本からビジネスメールを学べる教科書」といった本になっていることが特徴です。

そのため、まったくの初心者から、ある程度ビジネスメールを書くことに慣れている人まで、幅広い人に参考になる本だと言えます。

特に、「なんとなく」「自己流で」ビジネスメールを書いているという人にはおすすめです。

ぜひ、一度手にとってみてくださいね。

「早速のご返信」を使った例文まとめ

「早速のご返信」を使った例文をいくつかご紹介します。

使い方をチェックしたり、メールの返信などに役立ててみてくださいね。

例文1

日送付いたしました食事会へのご案内に早速のご返信をいただき、誠にありがとうございます。

例文2

この度は早速のご返信恐れ入ります。それでは、○日○時に伺いますので、よろしくお願いいたします。

例文3

お忙しい中、早速のご返信ありがとうございます。さて、ご提案いただいたデザイン案ですが、一度社内で検討した後、改めて採用の可否をご連絡させていただきます。

例文4

〇〇大学〇〇学部の鈴木です。この度は急なお願いにもかかわらず早速のご返信大変ありがとうございます。

【1分でわかる】早速のご返信の意味やビジネスメールでの使い方と例文、また、敬語表現のまとめ

最後に、「早速のご返信」の意味や使い方のポイントを復習しておきましょう。

【意味】

すぐに手紙やメール返事を送る

【敬語表現】

・早速のご返信ありがとうございます

・早速のご返信恐れ入ります

・早速のご返信誠にありがとうございます

・早速のご返信大変ありがとうございます

【使い方】

・相手からの返信(メールや手紙で、返事を必要としていたもの)に対するお礼として使う

・本題に入る前の挨拶文に「早速のご返信ありがとうございました」と入れる
(件名には使わないように注意する)

【例文】

例文1

先日送付いたしました食事会へのご案内に早速のご返信をいただき、誠にありがとうございます。

例文2

この度は早速のご返信恐れ入ります。それでは、○日○時に伺いますので、よろしくお願いいたします。

例文3

〇〇大学〇〇学部の鈴木です。この度は急なお願いにもかかわらず早速のご返信大変ありがとうございます。

ビジネスの場では、メールや文書のやり取りを欠かすことはできません。

そして、その中で相手に感謝の気持ちを表すことができる「早速のご返信」という言葉を使いこなせるようになれば、文字でのコミュニケーションがもっとうまくいくはずですよ。

ぜひ、今回の記事を参考にしてみてくださいね。

【今回ご紹介した本はコチラ!】↓

『イラッとされないビジネスメール 正解 不正解』
(平野友朗 著 / サンクチュアリ出版)

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