「ミスをしてしまって謝罪したい!」という場面は、仕事・プライベートのどちらでもよくあることです。
しかし、
・きちんと謝ったつもりなのに「誠意がない」と相手を怒らせてしまった!
・自分の気持ちを伝える言葉が見つからない!
という経験はありませんか?
こんなことがあると、「謝罪」そのものが苦手になってしまいますよね。
そんな時に便利なのが、
「真面目に受け止める」という意味の「真摯に受け止める」という言葉です。
謝罪だけではなく、
・物事の結果を反省するとき
・仕事の意気込みを語るとき
にも使える便利な表現なんですよ。
今回は、この「真摯に受け止める」について、使い方や例文をご説明していきます。
また、知っているとさらに便利な同義語や言い換え表現もまとめました。
ぜひ最後まで読んで自分の気持ちを伝える言葉を増やしてくださいね!
目次
「真摯に受け止める」の意味は「真面目に受け止める」!
「真摯に受け止める」とは
「真面目に受け止める」
という意味です。
「真摯(しんし)」という言葉には、
まじめで熱心なこと。また、そのさま。 「真摯な態度」「真摯に取り組む」
(小学館 デジタル大辞泉)
という意味があります。
そのため、「真摯に受け止める」という言葉は「真面目に受け止める」という意味になるのです。
「真摯に受け止める」の使い方や例文
「真摯に受け止める」の使い方
「真摯に受け止める」は「責任を感じる」ときや「物事に真剣に取り組む」ときに使う!
「真摯に受け止める」が使われる時というのは、
・物事に真剣に取り組む
・物事に責任を感じている
といった時です。
そのため、
・自分の不手際やミスによる謝罪をする場面
・クレームや改善案といった意見を他からもらった場面
・与えられた仕事の責任を感じるとき
・物事の結果を反省するとき
において、
「(不手際やミスに対して)責任を感じています」
「(何かの結果や仕事の責任に対して)真面目に受け止めます」
「(意見や結果を元に)物事に真剣に取り組みます」
といった意味で「真摯に受け止める」を使います。
「真摯に受け止める」を使った例文
「真摯に受け止める」を使った例文には、次のようなものがあります。
例文①
この度は私共の不手際でお客様に多大なご迷惑をおかけしましたことを深謝申し上げますともに、今般の事例を真摯に受け止め、再発防止に向けた社内教育を徹底してまいります。
例文②
頂きましたご意見は真摯に受け止め、よりよい商品づくりの参考とさせていただきます。
例文③
今回のコンペでの結果はチーム全員で真摯に受け止めて、次回への糧とさせていただく所存です。
例文④
こんな事態を招いてしまったということを真摯に受け止めて、社会人としてふさわしい対応を取ってほしいと思います。
苦手な「謝罪」を克服する方法とは?
さて、自分のミスを認め、相手に誠意が伝わるように謝罪するというのは大切ですが、
・ただ謝るだけでは周りが納得しないこともある
・謝罪することで相手の感情を逆なでしてしまうことがある
と言わざるを得ません。
そのため、
「何をどう伝えればいいのかわからない!」
「どのような言葉を選べば相手にわかってもらえるの?」
と悩んでしまい、謝罪が苦手になっている方も多いのではないでしょうか。
ですが、心配はいりません。
世の中には謝罪を成功させるための「謝る技術」があるんです。
その「謝る技術」を余すところなく解説してくれているのが、
『よい謝罪 仕事の危機を乗り切るための謝る技術』
という本です。
この本の著者である竹中功氏は、吉本興業の謝罪会見を35年にわたって担当してきた「謝罪のプロ」とも言える方です。
この本では、
・相手に怒りを収めてもらうための対処法
・謝罪会見の段取り
・なにかが起こった時にも穏便に収めて次に繋げるための交渉術
・コンプライアンス研修
などなど、社会人として知っておきたい「謝る技術」についてを、実際の失敗例と成功例を交えつつ解説してくれています。
吉本興業は芸能事務所ですが、どんな業界・職種であっても誰かに謝罪するという場面は必ず起こります。
もしその時がやってきても対応を誤らないように、しっかり「謝る技術」を身につけることができる、社会人必読の一冊ですよ。
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「真摯に受け止める」の類語や言い換え表現・敬語としての使い方
「真摯に受け止める」の類語・同義語・言い換え表現
「真摯に受け止める」の同義語・類語は「真剣に受け止める」「重く受け止める」など!
「真摯に受け止める」には、次のような同じ意味を持つ言葉があります。
また、これらの言葉は「真摯に受け止める」の言い換え表現として使うことができます。
・真剣に受け止める
・事態を重く受け止める
・重大な事として認識する
・自責の念にかられる
・責任を感じる
「真摯に受け止める」は敬語?目上の人にも使える?
「真摯に受け止める」というのは改まった表現なので、目上の人にも使えます。
「この出来事を真面目に受け止めます」という意味で、謝罪や新しい役職への意気込みを語る時には非常に便利な言葉です。
しかし、改まった言葉であるからこそ、使いすぎると相手によっては「軽い」「口ばかり」といった印象を与えてしまうことも。
ですので、使う時や相手はよく選ぶようにしましょう。
また、「真摯に受け止める」のはいいですが、
受け止めたあとの具体策を一緒に伝えることも忘れずに!
社会人としての信用がぐっと上がりますよ。
【1分でわかる!】「真摯に受け止める」の意味と使い方や例文、また、類語や言い換え表現についてのまとめ
いかがでしたか。
「真摯に受け止める」(しんしにうけとめる)とは、
・「真面目に受け止める」という意味
・責任を感じて謝罪する時や、物事に真剣に取り組む意思を表す時に使う
・類語や言い換え表現には「真剣に受け止める」「重く受け止める」などがある
という言葉でした。
主に謝罪の場面で使われる言葉ですが、役職のように自分に与えられた責任の重さにも使うことができます。
また、改まった表現ですので目上の人に使っても失礼にはなりませんが、
事態や責任を「真摯に受け止めた」あと、自分はどうするのか
という対策や意思をはっきりと伝えることを心がけると、社会人としての印象がさらに良くなりますよ。
ぜひ、今回の記事を参考にして「真摯に受け止める」を使いこなしてくださいね!
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